コレクション: 市野勝磯/陶勝窯

歴史ある丹波焼の窯元七代目。 伝統技法を受け継ぎつつ、丹波の素朴な土の表情はそのままに、炭化やブルー彩、琵琶の色味はモダンな印象を受ける器を作陶されています。 丹波焼:丹波焼は、瀬戸、常滑(とこなめ)、信楽(しがらき)、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。 登り窯で焼成される焼締めは丹波焼の真骨頂で人工的な釉薬(ゆうやく)は使われていません。窯の中で長時間焼かれることにより、燃えた薪の灰が焼成中に器に降りかかって、原土の中に含まれた鉄分と融け合い、緑色や鳶(とび)色を自然発色。これが自然釉(ビードロ釉)といわれるもので、穴窯時代丹波焼の特徴となっています。